西行のこと
2016.05.01
西行は文治6年2月16日に73歳で亡くなった。(グレゴリオ暦1190年3月30日)
左の歌は死の間際とか辞世とかではなく、死の4年以上前の作らしい。
釈迦涅槃会(陰暦2月15日)での作とも。それはともかくとして、西行は歌の通り如月望月(満月)に亡くなったということで人々を驚かせた。
西行の死に接し、俊成は『ねがひおきし花の下にてをはりけりはちすの上もたがはざるらん』と詠んでいる。


写真は和歌山県伊都郡かつらぎ町天野の西行堂。撮影 2016-04-25。
まだ桜が残っていた。


西行は、かれこれ30年高野山で暮らしたと言いますが、いまの高野山の風景で西行を想わせるものはほとんどなく、わずかに壇上伽藍に植えられた西行桜と呼ばれる一本の桜ぐらいだけのようです。

高野山壇上伽藍の西行桜。

2016.05.01 04:48 | 固定リンク | 旅行

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